越後長岡 よもぎひら温泉 和泉屋

よもぎひらの日々の出来事 和泉屋のブログ

2013年11月26日(火)

地元愛

ある朝の出来事でございました。
いつも通りの夜勤の五十嵐と、朝出勤してきたヤスオ部長の会話でございます。
「イカピー、僕これから会議で出かけるから」
「新潟市まで行くんでしたか?気を付けて行って来てください」
「それが、いろいろと用意するものが多くって、ちょっとイカピーに手伝ってほしいんだけど」
「はい、手伝えることであれば・・・」
「今日の会議のなかで発表する『自分が新潟に生まれてよかったこと』って内容で、ちょっと文章つくって。出発まであと1時間以内に」

朝から随分な無茶振りをなさる我が部長でございました。

とはいえ、常より地元愛は人一倍と自負している五十嵐でございます。
面目躍如と取り掛かりました。

新潟に生まれよかったこと、新潟の魅力・・・・
やっぱり食べることしか思いつきませんでした。
ということで、ヤスオ部長に提出した構想10分、執筆30分の文章を以下転載いたします。


私が新潟県に生まれてよかったと思う事は「食」です。

言わずもがな、我々が日本一と誇る「コシヒカリ」を筆頭に、
肉、魚、野菜など様々な美味しい食べ物に囲まれて育ったことを幸福に思っています。

まずはお米。
私の家は農家で、幼少より米作りを手伝い、お米を作る手間とその有り難さを実感してきました。
とくに機械を使わずに、天日干し「はざ掛け」で乾燥をさせたお米は胸を張って他県の方に推せる一品です。
八十八の手間をかけると言われ、一年の半分もの期間をお日様の下で育ったコシヒカリ。
また、濃緑から黄金色に姿を変える色彩と、長岡・山古志の誇る「棚田」の景観美も新潟と言わず、日本から世界に誇るべき文化と思います。

次に、美味しいお肉と魚が揃っていることも、県の自慢だと思います。
筆頭はやはり「日本海の幸」です。寺泊や柏崎から揚がる魚介の美味しさはコシヒカリのベストパートナーだと私は思っています。
さらに畜産業も盛んで、地元のおいしい山古志牛をいただく機会も多々ありました。

野菜も忘れてはいけません。
長岡名産の夏野菜たちに加え、厳しい冬を雪の下で耐え甘味を増す「雪下野菜」も魅力です。
昔ながらの郷土の味付けで、これもまたコシヒカリとの相性抜群。
お互いを輝かせます。

米、肉、肴、野菜・・・どれも信濃川から日本海に繋がる、雄大な水運と肥沃な大地がもたらしてくれる大地の恵みではないでしょうか?

旅行で他県に伺うと、土地のお食事に舌鼓を打ちながらも
「やっぱりお米は新潟だよなぁ」とか「お肉は素晴らしいけど、魚がちょっとなぁ」などという感想を抱く共に、いかに新潟の食文化に「舌」と「この身」を肥えさせてきたかを実感いたします。

これだけ様々な食の分野で高い水準を見せられる地域というのは、なかなか無いのではないでしょうか?

最後に一言、言わせていただきます。
「よくぞ新潟県に生まれけり」

もう少し、お時間猶予いただければ凝った文章にできたと悔やまれる部分もございますが如何でしょうか?

ときに皆様はお住まいの地元がお好きですか?
突然に、「あなたの住む町のいいところを教えて」と言われて紹介できますか?

皆様の町のアピールポイント(特に美味しい食べ物)を是非にお教え下さい。

2013年11月11日(月)

てんこもり号

おはようございます。
霜月の名に負けない冷え込みとなって参りました。
イカピーでございます。

いつもの私のブログらしくありませんが、珍しく旅のご案内をさせていただきます。

和泉屋へのご宿泊をご検討の皆様、お越しの際に観光もお考えではいらっしゃいませんか?

和泉屋がお勧めする素晴らしくお得な企画がございます。
それは「越後交通」さんが主催する「てんこもり号」というバスの旅です。

バスの旅といっても長時間にいくつもの観光地を廻るコースではなく、
季節に合わせて、越後交通さんが厳選した場所をじっくり楽しんで頂くコースになっております。

この企画をお勧めするポイントはいくつかございますが、
まず何を措いてもそのお値段!
大人¥500 小学生¥200 幼児は無料
というサービスぶりです。(各施設使用料は別料金になります)
正直に申し上げて、宿が用意するバスでは真似のできないお値段設定。
感服でございます。

続いてはコースについて。
こちらは午前出発、と午後出発に分かれる半日のコースになるのですが、
午後のご利用ならば、長岡駅を出発し、観光を終えたら私共「和泉屋」の前までお連れ下さいます。
午前のコースならば逆に和泉屋の前から出発し、長岡駅まで連れて行っていただけるのです。
もとより電車旅をご予定の方はもちろん、マイカー旅行を検討していた方も電車旅プラス「てんこもり号」コースをお勧めいたします。

さらには、こちらは越後交通さんからバスガイドがついてくれます。
これも私共が用意するバスでは真似のできない事。
美人ガイドさんの案内で観光・・・いかがでございましょう?

ここまでが「てんこもり号」の通年の企画の説明でございました。

続きまして、この11月のコースについてご案内いたします。
この「てんこもり号」秋の企画は
「紅葉のもみじ園と酒蔵見学の旅」です。

秋といえば紅葉でございます。
今回の「てんこもり号」の秋のコースには、自然豊かな長岡市のなかでも、特に紅葉が美しくご覧いただける
「もみじ園」「山口庭園」という場所が選ばれております。

さらに銘酒「久保田」を筆頭にして全国に名前を響かせる「朝日酒造」さんもコースに入っています。
こちらでは酒造を見学できるほか
お土産のお酒の買い物もできる「酒楽の里あさひやま」
美味しいお蕎麦とお酒をいただける食事処「あさひ山蛍庵」
といった施設も併設していらっしゃいます。
紅葉を眺めながら、お蕎麦と日本酒とは風流でございますなぁ。

午前出発と午後出発の2種類があることは前述いたしましたが、
イカピーが個人的にお奨めしたいのは午前コースの方でございます。

和泉屋をチェックアウトしてAM9:00に宿を出発。
紅葉を楽しみつつ、お昼にはお蕎麦とお酒をいただき、
PM1:30長岡駅着という時間も程よいと思われます 。

特に、車旅では運転手を務めることの多い「ダンナ様」や「お父様」
電車とバスの旅で昼からお酒を楽しむ旅も優雅だと思われませんか?

以上、和泉屋の女将も「私も一緒に連れてってもらいたいわ~」と見送る、
お得な企画「てんこもり号」の紹介でございました。
長岡の素敵な秋をおすごし下さいませ。

・・・・・という記事を実は10日も前に用意していたところ、アップロードを忘れておりまして・・・(´・ω・`)
紅葉をオススメする前に、初雪を迎えてしまいました。
雪を見ると憂鬱になる地元民でございます。

数年前に九州の方よりおいでになったお客様にこんなお話を伺いました。
「大雪の地域は大変だけど、毎年来る『計算できる天災』でしょう。こっちの方の台風ってのはいつどんな規模でやってくるかわかんないから計算できないんだよね。だから対策が大変なんだよ」

なるほどと思いました。
今年、甚大な台風被害を受けられた方々をお見舞い申し上げるとともに、
『計算できる』空からの攻撃と、今シーズンも闘っていこうと思います。