越後長岡 よもぎひら温泉 和泉屋

よもぎひらの日々の出来事 和泉屋のブログ

2012年03月27日(火)

五十嵐の中越震災の記憶 ②

ご無沙汰をいたしておりました。イカピーでございます。
だいぶんに間隔があいてしまいましたが、中越震災の話の続きをさせていただきます。

一夜明けて10月25日・日曜日。
私達男性スタッフでお客様の車を保護し、女性陣がお客様方の帰宅方法や交通経路などを確認しました。
それらの仕事を終え一息つくと、それまで無我夢中で見えなかった「現実」が急に目に入ってきました。
地形すら変わった山々、ひび割れた道路、崩れかけた建物、それは訓練でも悪夢でもなく「現実」でした。
現実を認識し目の当たりにすると急に涙が溢れてきました。
「今、私にできることはなんだろう?」自問してみます。
方々が崩れた和泉屋の建物に入り、使えるものを回収し状況の把握をしました。
そして次に自分の問いに出した答えは「今のこの状況を少しでも広い範囲で見て覚えておこう」ということでした。
蓬平を下り始めたところで、智子女将と会いました。
女将も同じことを考えていたとのことで、二人で蓬平を歩き山古志村の入口付近まで状況を見て回りました。
傾いた建物、削られた山肌、いけすが崩れて道路に打ち上げられた錦鯉、など智子女将と一緒に見て回った震災翌日の光景は7年以上を経た今でも鮮明に思い出せます。

行楽シーズンの週末ということもあって、和泉屋の冷蔵庫には大量の食材が入っていました。
そして頼もしいことに、当時の板前さんの中に関西出身で阪神大震災を経験した人がいました。名前は「春木」さん。
和泉屋に入って日の浅い人だったにも関わらず、自分の経験で少しでも人助けをしたい。と率先して調理の指揮をとってくれました。
今はどちらにいらっしゃるでしょうか。きっとあの人も東北の惨状を見て人一倍に胸を痛めている1人だと思います。

地震の起きた当日から何度も家族と連絡をとろうと試みていましたが、25日の夕方になってようやく実家山古志の弟と電話がつながりました。
そして弟の口から聞いた山古志村池谷地区の状況を聞き唖然としました。
木造古民家の生家はかろうじて原形を留めている状況、父が営む酪農の牛舎も同様。そして今は屋根もない村のバス停駐車場に地域中の人が集まって毛布や布団に包まって救助を待っている状況だ。そう弟に伝えられました。
またも頭が状況把握に追いついていなかった私はただただ家族全員が無事であったことを喜び、励ましの言葉をかけることしかできませんでした。
(つづく)

2012年03月25日(日)

お土産選びに悩んでいませんか?

皆さん、ご無沙汰でした安尾です。
「安尾部長、そろそろブログ書いてください!!」とイカピー
「・・・・はい。再開します(^_^;)」

今日は、お土産の話。
お土産!? 和泉屋 よもぎひら温泉.jpg

みなさん、温泉旅行に出かけるとお土産買って帰りますよね?
お菓子にお酒、タペストリーや提灯。文字入りの木刀なんかも定番です。(修学旅行かw)
お土産には必ずわたす相手がいます。だから皆さん、お土産選びに悩まれていますね。
隣で旦那さんが「早くしろよ~」って言いながら、
「ちょっと待って待って。隣の山田さんちのお土産どれがいいかなぁ?」と奥さん。
よく売店で見かける光景です。

おみやげで一番喜ばれるのは旅先ならではのものではないでしょうか。
僕のオススメは『よもぎひら温泉まんじゅう』です。
温泉まんじゅう よもぎひら 和泉屋 売店.JPG
「な~んだ、温泉まんじゅうなんてありきたりだな~」って声が聞こえてきそうですが、
この温泉まんじゅうが出来たのは実は最近のことなんです。

よもぎひら温泉には高龍神社を中心に3軒の旅館と4件の食堂・お土産屋さんがある温泉場です。
長い間、それぞれのお店が個性とアイディアで商売してきました。
でも、知名度のまだまだ低いよもぎひら。
この小さな温泉場をもっと盛り上げていこうと皆で話し合いました。

「よもぎひら温泉をアピールできる商品を作ろう」
「温泉といえば・・・温泉まんじゅうでしょ!!」 
んな感じで意外とあっさり始まった温泉まんじゅうづくり。
でも、完成までには長い時間がかかりました。

この温泉まんじゅうで皆が一番こだわったのは味でした。
たくさんの試作品を前に女将さんたちが「あーでもない、こーでもない」と連日話し合い、来る日も来る日もまんじゅうを食べ続けやっと完成したんです。(隣で「ちょっと太った」って言ってます)
だから味には自信があります
1パック8個入りで定番の「茶まん」と蓬平にちなんだ緑の「よもぎまん」2種類入り。
皮はしっとりもちもちの食感。あんは甘さ控えめのこし餡。
温泉まんじゅう 茶まん よもぎまん 和泉屋.JPG
大人はもちろん、お子様やお年寄りの方にもお勧めです。

よもぎひらにお越しの際は、新名物「よもぎひら温泉まんじゅう」をお土産にいかがでしょうか?

最近ご無沙汰だったせいで、ランキングがガタ落ち
面白いブログ(!?)目指してがんばります。
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2012年03月14日(水)

WhiteDay

おはようございます。イカピーでございます。

前回に引き続き中越震災の話を書くつもりでしたが今回はお休み。
本日はホワイトデーでございましたので私の好きなお菓子屋さんについてご紹介します。
やしろ1.JPG

お店の名前は「Yashiro」さん。
長岡市ではなく、イカピー一家が震災後に引っ越した柏崎市のお店です。
当ブログで昨年末「30代男たちのクリスマス」のときにもちょっとご紹介したのを覚えてくださってる方もおられましょうか?
今回はお店の方の許可をいただき、写真つきでご紹介いたします。
やしろ2.JPGやしろ3.JPG
どれもおいしそうです。
こちらのお店はチーズ系のケーキやスフレなどが特においしい!
乳製品好きの五十嵐にはたまりません。

やしろ4.JPG最後にお店の外観を。
今回のホワイトデーもバレンタインのときにチョコをくれた会社の女性陣へのお返しをこちらで購入しました。

和泉屋のみんな喜んでくれるといいな。

和泉屋のご宿泊のお帰りにお立ち寄りを・・・・とオススメするには和泉屋からちょっと距離があるのですが、海を見たりお魚を買ったりと柏崎に観光に立ち寄られる際にはお勧めしたいイカピーイチオシのお店であります。

↑のyashiroさんの外観をご覧いただいてわかるように3月も中旬だというのにこちらは相変わらずの雪景色でございます。
雪の降るクリスマスをホワイトクリスマスと呼んで、世のカップルさん方に喜ばれたりするようですが、こんなにホワイトなホワイトデーは遠慮したいところです。

みなさんはホワイトデーにどんなお返しをしましたか?orされましたか?

2012年03月11日(日)

五十嵐の中越震災の記憶

おはようございます。イカピーでございます。
これを記しているのはもう日付が変わろうかという時刻ではありますが、本日は3月11日。東日本大震災から1年という日であります。

震災を経験した者として、今も避難所生活を送ってらっしゃる方々の様子などを報道で目にすると胸が痛みます。
あの被害状態を目にし、今も苦しい生活を強いられている方々を思うと、私たちが経験した中越震災を苦労話にして語ることが憚られるところです。
しかし、現在でもお客様より中越震災当時のことを聞かせて欲しいというお声が多く、女将に「いかにして和泉屋を復興させたかの講演」をしてほしいというオファーも多々来ております。
当ブログ部のヤスオ部長から「僕たちスタッフの目線から中越震災の経験のことを書いてみるのもいいんじゃない?」と言われ、キーボードを叩いているところであります。

2004年10月23日土曜日冷え込みの厳しい秋の日でした。
和泉屋は行楽シーズンのしかも週末ということで、大型バスでの団体様を迎え、お客様の総勢は150人を超える満員御礼の日でした。
現在は夜勤専門の五十嵐ですが、当時は午後から夜までのシフトで勤めていました。
我々にとっては忘れ難い「PM5:56」
私は売店コーナーでお客様の応対をしていました。
最初に感じた横揺れ、これは「けっこう大きいな」という程度でそれほど驚きませんでした。
それから数十秒後でしょうか、今まで経験したことのない縦の揺れに襲われました。
売店にの棚に並んだマグカップやお酒などがいっせいに飛び出し床に残骸を散らします。
ちょうどその時いらっしゃったお客様がブティックハンガーに並んだ服を見ているところでしたが、そのハンガーラックも倒れこみました。
そのお客様ご自身もバランスを崩し床に倒れましたが、上から倒れかかってきたのが服だったのがまだ幸いだったと思います。
それがお酒や陶器の並んでいるコーナーだったらと思うと今でも恐ろしくなります。

そのお客様を玄関方向に誘導した後の私の記憶は飛び飛びになっています。
フロントの先輩方と「6F客室全部避難OK!」「お風呂場も避難完了!」「エレベーター使ってる人もいない!」などと手分けをしながら館内を走り回ったのはおぼろげに覚えています。
「あの状況であれだけ冷静で迅速な対応ができたアンタ達を私は誇りに思う」と今でも智子女将は褒めてくれます。
ただ、ほかの先輩方は知らず、私に関して言えばその段階では「現実を受け止められていなかった」と自己分析します。
ただ夢中に走り回りながら気持ちでは「これは訓練の一種」とか「悪い夢でも見ている」といった感覚でした。

震災の起きた「5:56」という時刻。
ちょうど団体の方を中心に大半の方が夕食の席についている時間でした。
一所に集まっていたために避難が円滑だったこと。夕食が始まると釜飯や鍋物に火を入れるのですがその直前だったため火災を避けられたこと。などは不幸中の幸いな要因だったと思います。
反面、冷え込みの厳しい日に皆様お風呂上りの浴衣1枚。さらに夕食前の地震による空腹。とその後を過ごすには厳しい状況でした。
女性スタッフで社員のまかない用に炊いてあったご飯をオニギリにし、売店のお土産用のお饅頭や漬物などをお客様に配りました。
私たち男性陣は揺れが少し落ち着いたのを確認すると、チームを組んで布団倉庫や浴衣倉庫に入り少しでも暖を取れるものを集めて来ました。
そして団体さんを載せてきた大型バスや和泉屋のバスの中になんとかお客様を収容したのを覚えています。
その段階で出来ることがなくなると、とりあえず解散となりました。
その時に至ってもまだ現実を受け入れられていない五十嵐は「建物には入るな」という周囲の忠告も忘れ、いつもどおりに社員寮に戻りベッドに潜り込みました。
夜が明ければ日常が戻ってくると信じるようにして・・・・
(つづく)

2012年03月09日(金)

●●風食品 ②

おはようございます。毎朝の楽しみは日経新聞の連載小説「等伯」
戦国時代の画家を主役にした歴史小説で、絵画の世界も奥が深いなぁと感じさせられます。小学校から図工や美術の成績が2だったイカピーには遠い世界のお話でございますけれども(´・ω・`)

さらにさかのぼって思い返すは小学生の頃食べた、みんな大好き駄菓子。
「人生で大切なものは全て駄菓子屋で売っていた」とよゐこの有野さんもおっしゃっています。
有野課長.jpg
その代表格である「よっちゃんイカ(正式名称・カットよっちゃん)」みなさんもお好きですよね(断定)
よっちゃんイカ.jpg
じつはアレってイカだけじゃなく、鱈のすり身をイカに似せてるものと混ぜてあるってご存知でしたか?
それを知った小学生イカピーは衝撃でしたね。
これほど長くにわたって愛される製品を原材料の値上げなどにも負けず一定価格で提供し続ける「よっちゃん食品工業」
ならびに同会長であられる金井芳雄さん(ニックネームよっちゃん)には頭の下がる思いです。

コピー食品のもとの主旨は「高価でなかなか口に出来ない物を安価なもので似せて作る」ことにありました。
しかし食生活も豊かになり、ただ高級な物のマネをするだけではない多様な目的でつくられるコピー食品がでてきました。
お祝い菓子で定番の砂糖でつくられた和菓子の鯛、洋菓子でもマジパンでいろんな形の物を表現しています。
お坊さんの精進料理など肉が食べられない人のために大豆を磨り潰したものを肉や魚に見立てた「もどき料理」などは肉と間違うほどだそうで、一度食べてみたいですね。
その他、マーガリンも元々はバターのコピー。フルーツ風味の清涼飲料で無果汁のものもフルーツジュースのコピーと言えます。
あとはビールのコピーである「発泡酒」お世話になってる方も多いのではないでしょうか?

物によっては商品名の詐称だ!とお怒りになる方もいらっしゃるようですが、イカピーは基本的にこういう「上手なだまし」の類は大好きです。
単に価格を安くするためのものやマネするだけのものに留まらず、様々な創意工夫によって生み出された「コピー食品」
みなさんが見つけた意外なコピー食品、よかったら教えてください。

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2012年03月08日(木)

●●風食品

おはようございます。
友達に借りた漫画「へうげもの」にハマり茶道に興味のでてきたイカピーでございます。まぁ緑茶があまり好きでないうえ、正座を5分もしていられない段階でアウトなわけですが。そもそも茶室に入れない可能性すら・・・・。
へうげもの.jpg

閑話休題。
本日の本題に参ります。
もう10年以上前のことにまりましょうか、私がある飲食店でアルバイトをしていた時の話を致します。
夕食時で忙しく、料理の盛り付けをバイトの私も手伝うことになりました。
その時のメニューを正確に覚えていないのですが、白身魚の洋皿だったと思います。
その洋皿の仕上げにちょっぴりキャビアをのせるのを私は任されました。
キャビアといえば世界三大珍味!チョウザメの卵というやつでございますよ。
超庶民イカピーはその響きだけでテンション↑↑
それを少量とはいえ仕上げに添えるとは豪華!とそのキャビアの瓶詰を手に取りました。
そういう時に産地表示や原材料表記を見るのがイカピーの癖であります。
そこでイカピーが目にしたものは・・・・

食品名:キャビア風食品
原材料:海藻エキス・植物性油・・・etc
あれ?チョウザメどころか魚卵の表記がない、それどころか動物性の食品ですらない!
後で調べたところ、海藻から抽出したエキスを風味付けしてゲル状のカプセルにしたものだそうです。
そこまで高級な物でないと知り、ちょっと食べさせてもらいました。
あ、いける。
庶民イカピーは本物のキャビアなんて、一度頂き物の瓶詰を食べたことがあるくらい。
その時のは正直、塩味がキツすぎるのと独特の香りが受け入れがたくあまりおいしい印象がありませんでした。
この「キャビア風食品」はベースの味や風味をそれらしくしながら、全くキツさがなく食べやすい。
表示などを見ずに「これがキャビアだ」といわれて出されれば庶民イカピーは確実に信じましたね。

それと同じつくり方で耳にしたのが「イクラ風食品」
キャビアと同様、生臭さなどがなく風味を真似しつつもアッサリした食べ物になってます。
こちらは以前より輸入イクラの値段が安くなったため、わざわざ真似をしなくてもよくなり、ほとんどみられることが無くなったそうです。
見分け方・・・・ということでもないんですが、本来の魚卵は動物性タンパクなので熱湯などにつければ鶏卵のように白く固まります。
しかし植物エキスを使った「風味食品」は熱を加えても色がそのままなのです。
新潟の郷土料理「のっぺ」などに「ととまめ」と呼んでイクラなどの魚卵をいれますが、そのときにまったく変色しなければコピー食品となるわけです。
コピーいくら.jpg

続きは次回に。またご覧くださいませ。

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2012年03月07日(水)

温泉大実験 おまけ

和泉屋のでんじろう先生こと、安尾(ヤスオ)です。

今回は、まさかの温泉実験編 vol.3
周りには「もうやめたら?」って言われたけどやります。

だって苦労して用意したリトマス試験紙。
前回の実験じゃアルカリ性のものしか結果が出なかったし、
酸性の変化も見てみたいっ!ってことで試しました。

今回の試験水は
満を辞しての登場
コイツだっ!!
↓↓↓↓↓↓↓

和泉屋 実験 コーラ.JPG
みんな大好きコカコーラ!!
あのピリピリの喉越しは酸性だろうってことで試しました。

まずは、「見る」
和泉屋 実験特別編 コーラをみる.JPG
黒いっ

さらに「のぞく」
和泉屋 実験特別編 コーラをのぞく.JPG(底に文字が書いてあります。)
なんも見えねぇ・・・当たり前かw

では、さっそく実験開始
リトマス試験紙に垂らします。
和泉屋 実験 リトマス紙にたらす.JPG
するとすぐに反応が

和泉屋 実験結果 コーラ.JPG

赤色のリトマス試験紙はそのまま=アルカリ性ではない
青色のリトマス試験紙が赤色に=酸性
さすがコーラ。あのピリッピリ感はだてじゃない。

予想通りの酸性の反応でした。

これで今回の実験ですべての反応を見ることができました。

お連れ様、俺ってことで
和泉屋 実験 コーラを飲む.JPG

くぅあ~~~
うまいなぁコーラ
コーラサイコ~~♪

おしまい

2012年03月06日(火)

いからし! ④

おはようございます。
本日おいでいただいたお客様に「イカピーのブログいつも見てるよ」と言われ上機嫌のイカピーでございます。

「どんだけ自分の苗字ネタひっぱるんだ」と部長からもツッコミの入ったこのお題も今回が最終回です。

西暦0年の頃から新潟県は三条地域を中心に権勢を誇ってきた五十嵐一族でした。
しかし戦国時代に上杉謙信の父親にあたる長尾為景(ながおためかげ)という武将が登場し新潟の各地を征服していきます。
五十嵐一族も長尾さんに抵抗しますが敗北し、長尾家さらに上杉謙信の配下となりました。
それでも上杉謙信の時代にはまだ配下とはいえある程度の地位はあったそうですが、謙信公が亡くなってからがさらに問題。
上杉謙信の跡継ぎを巡って上杉景勝と上杉景虎が「御館の乱」という戦争をおこします。

当時の越後の有力一族に長尾為景や上杉謙信の出自でもある長尾一族がいました。
しかしその一族は地域ごとに遠縁の一族同士で仲が悪く
現在の下越地域を中心にした「三条長尾」
現在の長岡市近辺で権勢を誇った「古志長尾」
上杉景勝の出身でもある魚沼を支配していた「上田長尾」
という三つの長尾一族がそれぞれ諍いをしていました。
我らが五十嵐一族は「古志長尾」の配下だったそうです。
その古志長尾一族が「御館の乱」で上杉景虎サイド、負けた側についたため一族は没落しました。
それ以来は五十嵐一族も大半が帰農し、一般人として近代まで至っているそうです。

以上、五十嵐の歴史というかまぁフィクション色の強い昔話だったわけですが、調べてもわからない一族の謎が1つあるのです。
それは読み方。
私のような新潟県在住の五十嵐さんの大半は「イカラシ」と読みます。
ところが県外の方はほぼ「イガラシ」と発音します。
私が和泉屋に勤めたばかりの頃ご予約を電話をいただいた際
「ありがとうございます。このご予約は私イカラシが承りました」
「え?お名前もう一回言ってくれる?」
「五・十・嵐と書いてイカラシでございます」
「あぁイガラシさんね。じゃぁ予約よろしく」
こんなやり取りが数回あり「新潟県意外の方にはイガラシという発音が一般的なのだ」と悟りました。
以降は予約電話の時に限り「ご予約はイガラシが承りました」と名乗る事にしています。

五十嵐姓が新潟発祥で他県に拡がっていったとして、その過程で読み方が変わっていった謎。
これが分る方いたら是非に教えていただきたい!

実は私も行ったことがないのですが三条市飯田に前回の話の石がめり込んだ杉の五十嵐神社という神社があり五十嵐の歴史の中心になっているそうです。私の祖父がそこを訪ねたときにはお土産に「五十嵐音頭」という曲の入ったカセットテープをくださったとか。ついに私は聞くことがありませんでしたが(^ω^;)
五十嵐神社.jpg
さらには一族の最盛期にその地域を支配していたと思われる館。その名もストレートに五十嵐館!その跡地も残っているそうです。
現在はその輪郭のみうかがえて、土地はゲートボール場として地域のおじいちゃんたちに愛用されているとのこと。素晴らしい。
五十嵐館.jpg
日本全国の五十嵐さんも機会があったらぜひ訪れてみてください。
あ、その際のお泊りはぜひ和泉屋に!これ言っとかないとw

ということで長くなりましたが、私の苗字のお話はここまで。
お付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m

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2012年03月05日(月)

よもぎひら 「雪あかり」

おはようございます。
ブログの書き方を嫁に相談している安尾です。
「起承転結」が大事みたい。がんばるぞ(^_^)/

7223☆さんコメント39(サンキュー☆)です。
奇遇ですね、僕んちも男3、女1の家庭なんですよ。
まぁ、嫁>息子2人>>>>>僕の順ですけどね(^_^;)
ぜひ、来年は和泉屋のひな祭りにお越しください。
  
今回は、和泉屋のHPのお知らせでも告知していた、
よもぎひら「雪あかり」のイベントのお話。

よもぎひら 雪あかり 雪灯篭.jpg
「雪あかり」とは雪灯篭のこと。
よもぎひら温泉の道路沿いや広場のにある雪壁に穴をあけ、
約3000個のろうそくにあかりを照らしました。

よもぎひら温泉としては初めての冬のイベント。
地域の方や学生たちに手伝っていただいて、今回のイベントを開催することができました。

3月3日ひなまつりの夕暮れ時に始まりました。
和泉屋 ゆきあかり 準備 (3).JPG 和泉屋 ゆきあかり 準備 (6).JPG 和泉屋 ゆきあかり 準備 (14).JPG 和泉屋 ゆきあかり 準備 (4).JPG

今回は、広い範囲にたくさんのろうそくを配置したため、
地元の方はもちろん、学生さんやイベントを見に来た方にも手伝っていただいて
点灯作業を進めます。

イベントのメイン会場には寒い中作業する皆さまへの差し入れとして
甘酒を無料で振舞っていました。

すべてのろうそくに点火が終わるころには辺りは真っ暗に。
すると、辺り一面ろうそくの燈りがあたたかく揺らめいています。

和泉屋 ゆきあかり (2).jpg和泉屋 ゆきあかり (4).jpg和泉屋 ゆきあかり (7).jpg和泉屋 ゆきあかり (8).jpg和泉屋 ゆきあかり (13).jpg和泉屋 ゆきあかり (15).jpg和泉屋 ゆきあかり (14).jpg和泉屋 ゆきあかり (11).jpg

想像以上のろうそくの数に驚きました。
いろんな形がありましたけど、笑顔を模ったものが気に入りました。
和泉屋 ゆきあかり (5).jpg
やっぱり、ろうそくのあかりっていいですね。
当日は天気が良かったんですが、まだ3月。
とても寒かったです。でも、ろうそくのあかりを見ていると
心があったまって、皆さんおのずと笑顔になっていました。

ぜひ、来年も開催してもらいたいものです。

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ここからのぞいてみてください。
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おまけ

雪あかり会場に気になる雪像が。
よもぎひらにある太田小中学校の生徒さんたちが作ったようです。
以前、授業でつくったゆるキャラ 錦ちゃんと恋ちゃん(錦鯉にかけてるんですね)
和泉屋 ゆきあかり 準備 (10).JPG和泉屋 ゆきあかり 準備 (12).JPG

こんなんなってました。

和泉屋 ゆきあかり 準備 (11).JPG和泉屋 ゆきあかり 準備 (13).JPG

2012年03月04日(日)

おひなさまとおだいりさまと・・・・

おはようございます。安尾です。
和泉屋 ひなまつり (3).JPG
昨日は3月3日「ひなまつり」でしたね。
(ちなみに3月1日は僕の誕生日。31歳になりました。りっぱなおじさん?ですね。
どうりで最近お腹が出てくる訳だ・・・)

和泉屋でもひなまつり楽しんでいただけるよう準備をしていました。

いずみや ひな祭り.JPG朝食会場の入り口

まずは、お子様に「ひなあられ」を配りました。
和泉屋 ひなまつり (5).JPG 和泉屋 ひなまつり (6).JPG

もちろん、お料理にもひと工夫。
和泉屋 ちらしずし.JPG 和泉屋 ひなまつり (2).JPG 和泉屋 ひなまつり (7).JPG 
ちらしずしと見た目も楽しい、おだいりさまとおひなさま
(少し余ったの食べたけどおいしかったです(^v^))

今年のひな祭りは土曜日。
お泊まりのお客様の中にはもちろん、女の子もたくさんいました。
最近は、ひな人形をだしてお祝いすることも少なくなってきたようです。

皆さまに普段とは違った一日を過ごしていただくのが
旅館で働くスタッフの喜びです。
初節句のお祝い・お誕生日・記念日など、「こんなことがしたい!!」とご相談ください。
よろこんでスタッフ一同、お手伝いさせていただきます。

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おまけ











ひなまつりの画像を整理してたら、こんなのでてきました。
和泉屋のおひなさま?
和泉屋 和佳奴.jpg和泉屋 和子奴.jpg
和佳奴と和子奴

コレ載せたのバレたら怒られる(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
(嘘です。僕のブログを面白くするためにと本人了承済みです。)