越後長岡 よもぎひら温泉 和泉屋

よもぎひらの日々の出来事 和泉屋のブログ

2011年12月21日(水)

長岡の鬼 ①

おはようございます。
先輩の優しさでクリスマスイヴにお休みをいただいたものの何の予定もない男、五十嵐です。一人きりのクリスマスイヴ~~♪ (;ω;`)

では本日の話題。
戦国時代、この越後・新潟を治めていたのは上杉謙信です。
ではその上杉謙信の下で、この長岡の領主だった人はだれでしょう?

その人を紹介する前に、当時の越後の経済や地形事情を説明します。
まず上杉謙信が居住する越後の中心になるのが上越の「春日山」
春日山から近い、上杉家随一の豪傑・柿崎景家が治める「柿崎」
関東圏への玄関口で、治めるのは謙信の義兄にして後の上杉景勝の実父でもある長尾政景。魚沼「坂戸」
海を使った貿易経済の要所で上杉の軍師・宇佐美定満が治める「柏崎」
上杉家の政治のリーダー直江景綱が治め、後に直江兼続が引き継ぐ「与板」
上杉謙信が10代の青年期を過ごし、戦国デビューを飾った本拠地「栃尾」
・・・などが重要な地域でした。
現在は新潟県第2の都市として上記の与板や栃尾も吸収した長岡市は、戦国時代には小さな田舎町でした。
しかし、その長岡城(当時の名前は乙吉城)の城主がなかなかに面白い人物で、五十嵐の好きな戦国武将なのです。

その人の名前は「小島貞興(こじまさだおき)」
若いころは「弥太郎」と名乗っていました。
上杉謙信は女性嫌いでたくましい若武者を好んでそばに置いていて、彼は特に気に入られた青年でした。
弥太郎君は、その武勇から「鬼小島」と呼ばれていました。
この時代の鬼というのは悪い物の象徴ではなく、むしろ悪魔を払ってくれる守り神のようなニュアンスがありました。
武田家の「鬼美濃」 九州の「鬼島津」 織田家の「鬼柴田、鬼武蔵」などそれぞれの大名の下に鬼のニックネームの武将がいました。
弥太郎君自身もそのニックネームがお気に入りで「鬼小島弥太郎」と名乗っていました。

次回はその「鬼」の武勇伝を紹介します。

2011年12月20日(火)

蓬平温泉の起源3

おはようございます。
全身にまとった分厚い鎧(脂肪ともいう)のおかげで寒さには強い五十嵐でございます。

エビピーさん、タコピーさん、コメントをいただきありがとうございます。
私の仕事は夜遅めの時間に始まり、朝方のお客様のお見送りの頃まで努めております。
ですので、朝食のバイキング会場でお出迎えをしたり、喫茶コーナーでウエイターをしたりと朝方のほうがお客様と接する機会が多くなります。
ヤスオ氏のブログで女将を筆頭に和泉屋の誇るたくましい女性陣が雪と格闘するシーンがありましたが、私も雪かき隊として先陣を切って戦っております。

さて、本題の蓬平の昔話の続きです。
重体な高野木さんが、龍神に祈りを捧げたところから。
そのまま痛みと疲労で意識を失った時に、夢の中に白髪の老人が現れました。
「ワシはお前がいつも熱心に信仰している大和国(現在の奈良県)の龍神の分身、この越後の高龍神だ。
普段から熱心に信仰をしているお前を助けてやろう。ここから2kmほど山を下ると泉が湧いている。そこに傷をひたすがよい」
夢から覚めた高野木は痛みを我慢しながら必死に山を下りました。
するとそこには夢の老人が言った通りに温泉がわき出ていました。
その温泉で数日間、湯治療養をすると戦争でうけた傷も治り、長旅の疲労も一気に回復したといいます。
もともと信仰心の強い高野木は地元の村人にこの温泉を教え、高龍神をまつるように伝えました。
それ以降この土地、蓬平では龍神を「高龍神社(こうりゅうじんじゃ)」としてまつり、温泉を大切にしてきたそうです。

ということで600年も前から続く蓬平伝説でございました。
この高龍神社は和泉屋からおよそ徒歩7分。龍神の化身とされる白蛇を祀って商売繁盛や金運の神様として、みんなに参拝されています。
皆様も蓬平にお越しの際はぜひにご参拝ください。

かく言うイカピーは極度のヘビ嫌いなので立ち寄れません(´・ω・`)

2011年12月19日(月)

貸し出し中

今日もよもぎひらは一面、銀世界。
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正直、僕ら地元人は雪にはうんざり(ーー゛) だって雪かき大変だもん・・・
長岡在住30年、フロント安尾(ヤスオ)です。

でも、県外からお越しになるお客様は、普段目にしない雪景色に大興奮!!
よもぎひらの冬を楽しんでいただけて、とてもうれしいです。
でも、「外に出掛けたいけどブーツじゃ・・・」なんてお声も。

ご安心ください。
和泉屋が貸し出し長靴をご用意しています。

IMG_0950.JPG絶賛貸し出し中!!

新潟県の今の時期なら毎日履くのは当たり前(!?)ですが、
都会じゃなかなか履く機会ないですもんね。
せっかく雪国に来たんだから思う存分、大人も子供も雪遊びしてください。
IMG_0967.JPGお子さんが作ったゆきだるま 玄関の無事カエルと一緒に

もちろん社員はmy長靴常備
冬の必需品ですね。
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わかりますか?
ヒザ丈まであるのがポイントです(^v^)

2011年12月18日(日)

蓬平温泉の起源2

おはようございます。
イカピーこと五十嵐です。
好きな野球チームは中日ドラゴンズです。

手田さん、さっそくのコメントありがとうございます。
来年はお子さんも一緒にお越しいただけたら嬉しいです(^-^)

前回は南北朝時代の日本史で終わってしまいましたが、
今回こそ蓬平の歴史について語らせていただきます。

前回の当コーナーで、北朝サイドの足利氏が勝利し南朝サイドの楠木氏が敗北した戦争について語りました。
実はわれら蓬平はそのバトルで負けた、楠木さんに縁があるんです。
楠木一族の中心格の1人に楠木正儀(まさのり)という人がいて、その部下に高野木民部(こうのぎみんぶ)という人がいました。
その高野木さんが今回の主役です。
1390年、楠木一族の敗北はほぼ確定し、南朝はどんどん衰えていました。
そんな中で高野木さんの上司、楠木正儀の戦友だった和田さんという人が、京都から離れて越後の栃尾(現在の新潟県長岡市栃尾)に逃げ延び、
反撃のための準備をしているという情報が入りました。
その手助けをするために、上司の正儀さんから高野木さんは越後に派遣されました。

一刻も早く、和田さんを助けに行こうと高野木さんは馬を飛ばします。
京都を出発し福島・会津を超えたあたりで、無理がたたり、以前に足利軍との戦争で受けた古傷が開いてしまいます。
それに長旅での疲れも重なって、どんどん病状が悪化。
何とか越後に入り、竹之高地という土地で瀕死の状態になってしまいます。
「このままでは無駄死にだ。あとはもう神頼みしかない」
彼は日頃より、地元の奈良の神社に祈りをささげる敬虔な信者でした。
瀕死で意識も朦朧とする中、日々祈りを捧げている龍神に神頼みをしました。

さて、ドラゴンに祈りは届くのでしょうか?
続きはまた次回に。

2011年12月17日(土)

雪かき隊

昨日から降り続いた雪は
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今朝でこれくらい
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ということは



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雪遊び!! ダイブっっっ(?_?)






間違えました(^_^;)
おはようございます。フロント安尾(ヤスオ)です。

毎年恒例、雪かき隊出動です。

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日ごろの運動不足を解消にとここぞとばかりに
女将さんも雪かきを。
いい汗かきました(^v^)

でも今日の雪は手ごわかった。
そこで登場








ど~~~ん
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どど~~ん
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どどど~~ん
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雪かき隊 秘密兵器 通称「ブル」

あっという間に駐車場の雪が無くなりました。

雪かきが終わるころには空から明るい日差しが
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今日もすがすがしい朝でした。

2011年12月16日(金)

今日のよもぎひら(降雪情報)

おはようございます。
今日も朝から雪が降っています。

よもぎひらにお出かけになる方は、スタッドレスタイヤ必須です。
10分山から下るとほとんど積雪がないんですが(>_<) IMG_0901.JPG

日に日に冬化粧が進んでいきます。
玄関に飾ってある「クリスマスホーリー」も
雪が降ってうれしそう。
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2011年12月16日(金)

蓬平温泉の起源

おはようございます。
和泉屋の夜の男、五十嵐でございます。
さっそくのコメントをくださった廣井様ありがとうございます。
私は山古志村の池谷地域の出身です^^

これを皆様がご覧くださってる今が何時かは分りませんが、
和泉屋スタッフ内では時刻を問わずに「おはよう」を共通挨拶としておりますので、当ブログの私の回は「おはよう」で始めさせていただこうと思います。

先だってブログを書いているヤスオ氏より「お前も書け」と指名を受け、
じゃあ趣味の歴史についてでも語ろうか、と始める次第となった当イカペディア(命名・ヤスオ)であります。

第一回の当地「蓬平温泉」の歴史について語らせていただきます。
我ら和泉屋は当代の久子女将で7代目。温泉旅館の創業は明治です。
しかしこのよもぎひら温泉の発祥はずっと古く、起源は1390年。
南北朝時代と呼ばれる頃に遡ります。

この南北朝という時代、皆様あまりピンと来ないんじゃないでしょうか?
私も以前は「1192作ろう鎌倉幕府より後で、戦国時代よりちょっと前?」程度の認識でした。
ところが調べてみると、この時代の歴史もなかなかドラマティックなんです。

南北朝という名前は、当時の日本の首都・京都を南北に分けて2人の天皇が「私が真の天皇だ」と争っていたことからつきました。
そして、北の天皇を足利(あしかが)さん。南の天皇を楠木(くすのき)さんという一族がそれぞれ中心になってバックアップしていました。
その足利VS楠木 のバトルはいろんなドラマを生みながら、最終的に足利さんが勝利し、北の天皇が「私が本物の天皇だ」と言い、
足利尊氏さんが将軍になります。孫の義満さんは金閣寺を建てた人として有名ですね。

本日はここまでに。
次回はこの京都での戦いから、新潟につながる人のお話をいたします。

2011年12月12日(月)

はじめまして五十嵐です。

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和泉屋の夜の男。ナイトフロント五十嵐 30歳 独身です。
よかったら「イカピー」と呼んでください^^

三度の飯より歴史が好き!?な僕は・・・

蓬平を始め、山古志・長岡、広くは新潟県の「なるほど情報」(イカペディア)を
みなさんにお伝えするコーナーです。

みなさまからの質問、リクエストもお待ちしております(`・ω・´)

2011年12月11日(日)

あと2週間(^_^)

もうすぐクリスマスですね。
みなさん、プレゼントの準備は万全ですか?ご予定は?
3歳になる息子のプレゼントを何にするか頭を悩ませてるヤスオです(>_<)
先日、遅ればせながらクリスマスツリーを出しました。
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夕方~点灯してます。

ガラス張りの前にあるので、中から見るのはもちろん、
帰宅時に宿の外から見てもとてもきれいです。

和風の印象が強い温泉旅館では、例年クリスマスは少し暇になります。

結構穴場でお勧めなんですヨ。

雪がちらつく中、温泉につかりながらのホワイトクリスマスも結構いいんじゃないでしょうか?
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貸切露天風呂「やま野」

日帰り入浴もやってます!!

今年のクリスマスはぜひ、和泉屋で
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2011年12月10日(土)

今朝の様子

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昨晩の雪で辺り一面、真っ白になりました。

20センチくらい積もったんでしょうか。

道路も除雪車が出動していました。(今年初かな?)

駐車場にはお泊まりのお客さんの車がたくさん。

朝から雪下ろしで大忙しでした。

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「いい汗かきました。」とフロントの五十嵐君