越後長岡 よもぎひら温泉 和泉屋

よもぎひらの日々の出来事 和泉屋のブログ

今日のイカペディア|2012年01月09日(月)

わが君は

おはようございます。
のどが痛くても口数の減らないイカピーでございます。

ドラマ、花嫁の父はご覧になられたでしょうか?
我々夜のフロントチームも、仕事の合間にチラッチラッと見ておりました。
和泉屋が映ったシーンを私は見逃してしまいましたが、ほんの少しだったそうでちょっと残念。とはいえ、山古志村の風景や自慢の牛たちはたくさんでてたので、山古志生まれとしては満足です。
ドラマも感動的でしたね。(´;ω;`)

さて本日のお題です。
「君が代は千代に八千代に
さざれ石の巌となりて苔のむすまで」

これをご存じない方はまずいらっしゃらないと思います。
そう日本国家「君が代」の歌詞です。
小学校の音楽の時間に習い「なんか音程もとりづらいし暗い曲だな~」と私はあまりいい印象のない曲でした。

この歌詞、もともとは古今和歌集という平安時代の短歌集めに載っている作者不明の和歌なんです。
通説では「これを読んだ人は身分の低い人だったため、歌は評価されたけどあえて名前は残されなかった」
「だれが読んだかわからない置き去りになっていた歌が和歌集の編集者の目にとまった」などと言われています。

原文では歌いだしの部分が「君が代は」ではなく「わが君は」となっています。
「あなたの繁栄が、千代八千代、小石が大きな岩となり、苔が生すまで続きますように」
おおよそこんな意味です。

歌いだしである「君が代・わが君」にあたるものを「天子、天皇」などの国のトップとしこの国自体の繁栄を願った歌である。
という説や「自分の仕えた主君や一族単位」での繁栄の歌であるという説があるようですが、作者不明なので真意を確かめようはありません。
「君が代問題」と呼ばれる「君が代や日の丸の国旗は軍国主義の名残であり民主主義の現代日本にはそぐわない」と主張する方々もいらっしゃいます。
これについての賛否両論はそれぞれに深いものがありますし、私ごときの浅識が意見を述べるのもはばかられますので話題から避けさせていただきます。

この歌の解釈のなかで、かなり少数派の異説ではありますが、作者は女性の気持ちにのせて自分の夫への気持ちをうたった物だ、という説があります。
平安時代には男性が女性の立場になり当時「女性文字」として扱われたひらがなをメインにした和歌が多く読まれました。
この君が代の原文もそういったものの一つだと思えば、軍国主義とか国家の栄華とかではなく、ダンナさんの健康と一家の繁栄を願う女性のラブソングだと思うとちょっと好きになれそうじゃありませんか?
ひのまる.jpg

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